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excitemusic
テンションの低いポエムもどきと言いつつ某闇の魔導師にセクハラをするブログ。一応12Rっぽい。少々変態染みているので注意。オレ、日吉と結婚するんだ。
by terumitunoyuuutu
ICELANDia
カテゴリ
管理人
名前
原口 誠

年齢
永遠の14歳

友人の八割がテニミュと電王オタ

なんだこの疎外感

好きな言葉

「世の中にはどうでも良い事ってあるじゃないですか」

「太陽よオレのために輝け」

「囁いて瞬いて夜のハイウェイ」

性格
ネガティブすぎて反対にポジティブ



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結局書いた


アルルたんがシェゾたんに片思いしてたんだけど住む世界が違うと思って

勝手に失恋する話し。短い。






























ああ、君は僕とは違う世界に住んでいるんだね

あの時ただ、そう思った。









あの日僕はいつものように遺跡探検に行っていた

古代魔導学校が長期の休みに入ったから、やることもなく

日をもてあますよりも何処かに出かけようと思っていたら

めぼしい遺跡をここらへんで見つけたからだ。


その道中でいつもどうり何故かやっぱり君に会った

僕がどこかへ出かけると時々ふらりと君に出会う

それはいつものことで、別段気にかけることでもない

ただ行く方向が一緒だと言うから、そこまで一緒に行くことにして(半ば無理矢理

君が自分の横を歩いているというのが、何故だかとても嬉しくて

たくさんたくさん話しかけて、返ってくる君の一言だけの返事が僕を幸せにした


何故自分がそんな風になるのかその時は分からなかった。

君の瞳に写っているのが自分だと感じると心が弾んだ

君と話しているとドキドキした

君の声に安心した

君の大きな手が好きだった

君の背中を見ると切なくなった

自分にもよく分からない感情をもてあました


あの時道の途中から追い剥ぎが出てきて無造作に僕に襲いかかったそれを

なんの感情も持たずに首を切り落としたのは君。

それはただの防衛行為で君は僕を守っただけで

それでもそれは僕にとってはヒトゴロシで

返り血も受けることなく剣に付いた血を振り落とす君の顔は

やっぱりいつもどうりで

終いには僕に「鈍くさい」

僕はそれにただ笑っていた

だってそうしないと僕は泣いてしまいそうだったから


君と僕は違う世界に住んでいたんだね


今まで近くにいたと思っていた君がどうしようもなく遠かった

それがどうしようもなく悲しかった

その時気づいたんだ


僕は君が好きだったんだ

どうしようもなく、君のことが好きだったんだ

だから君に見られるとまるで君を独占しているみたいで嬉しかった

だから君と話しているとドキドキした

だから君の声に安心した

だから君の大きな手に触られたいと思った

だから君の背中を見ると不安になった

どこか遠くに行ってしまうんじゃないかと思って

初めてだったんだ、人を好きになったのは

初めてだったんだ、こんなに人を好きになったのは


けれど

けれど君は


僕は君に一言「シェゾのばーか!」って叫んで一人で走り出した

必死に走ったけれどそれを聞いて追い掛けてきた君に捕まってしまう

最初から、逃げ切れるなんて思ってはいない

それよりも、ただ追い掛けて来てくれたことだけが嬉しくて


僕は君に抱きついた


声を出して泣き出す僕に君は驚いて

けれど優しい君は僕の背中をポンポンと叩いてくれた

ああそれの、なんと残酷なことか


君が好き

君が好き

君が好き

君が大好き


諦めるから、今だけは、今だけはまだ抱きついていさせて

そばにいさせて

お願い、これが最後だから。


君と僕は一緒には居られない

君と僕の住む場所は違いすぎるから




君の腕の中は温かくて、優しかった


僕は自分の中の育った想いと

世の中にはどうしようもないことがあるのだということを知って

ただそれが悲しくて悲しくて仕方なかった。







_______________________________________

どうせアルルたんも人外な訳で結局のところそこじゃなくて

もっと大きな問題があるわけですが。(台無し
by terumitunoyuuutu | 2008-03-07 00:49 | 小説擬き
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